2015年 08月 26日
石ラブ出発 |
そして、発送!!郵便局が持って行きました。かなり送料がかかるのではないかと、何人かから言われて怯えていたのですが、無事フランスに送ることができました。最初、指定されていた運送会社へ見積もりを取ると、「148万円になりますね。それと、福岡市西区へは集荷に行くことができませんので関西空港まで持って来てください。」と言われたときには、鼻血が出そうになりました。これには相当慌てて、暑い中石をつくってきた時間をばーーーっと走馬灯のように思い出し、。せっかく手伝ってもらったのに、プランを変更することも考えましたが、いろんな業者に問い合わせた結果、郵便局なら送ることができそうだと分かり、なんとか鼻血も止まりました。郵便局は最初の業者と比べて140万くらい安くて、ここまで差があるともうなんだか意味が分からないレベルですよね。しかもアトリエまで集荷にも来てくれるしっね!1台に載らないと分かるとすぐに2台目の車も呼んでくれて、完全にいい人達でした!あまりのサービスの良さに感動しつつ無事運ばれて行きました。今まで郵便局は何度も利用してきましたが、何気なく使っていたサービスも世界的に比べてみると破格のサービスなのだと知り、感激しました。皆さんも送るときには、郵便局員の写真を泣きながら撮るほうがいいと思います。
さて、他にもいろいろと7月中はあったのですが、ひとまず無事であったことを書きました。ありがとうございました。ま。このあとも無事とは限らないのですが、、、フランス行って迷子になるとか。。そういう初歩的なミスが充分ありえるので、がんばるっ><
ここからは、石を送ったあとの作業について書きます。映像の編集、字幕を入れる、壁の色、床の色、展示レイアウト、、その他こまごまとしたことなどやってました。ちなみに、上の画像は、最初に提出してたプランです。実際には岩のような大きめの石をつくることになりましたが、最初はこんな感じの手のひらサイズの石でプランを出していました。とろこが、キュレーターから、映像の中の、石を登るシーンの岩みたいに積んであるほうが良いのではないかと言われ、大変な物量になったのでした。まあ。そんなこんなで、展示の方法も含めてギリギリまで考えていました。
中でも壁と床の色を決めるのは、かなり苦戦しました。。。凄い簡単なことのようですが、これはけっこう難しいです。というのも、今まで見たことある展覧会で、壁の色が白や黒、グレー以外になっているケースは、ほとんどないですし、自分が参加した展覧会でも、どんな作品を展示しますか?いつ搬入しますか?展示に向けてのテキスト下さいとか、そういうことはあったのですが、壁の色は何色にしますか?という質問はありません。だから自分の作品の背景になる色を考える必要が今までなかったし、サンプルとなるその他の展覧会もあまりないからです。ちょっと慣れない経験でしたが、でもフランスでは壁の色まで指定するというのは、割と普通のことらしいです。。。作品をどんな場所に設置するか、どんな場所で制作するかなどは、ギャラリー以外の場所で展示するほうが多いのでそれなりに経験してきたし、考えれるのですが、作品の背景色となると、全然違う種類のものだなあという実感です。確かに、一番効果的に作品を見せるためにはどうしたらいいかを考える上で、壁の色は1つあると思うのですが、それも今までは映像を見せるときに部屋を黒くするということくらいでした。とにかく経験不足、想定していなかった、ということがこの苦戦の原因の1つでもありました。
さて、実はまだ終わらせていないこともあったりして、毎度ギリギリまで何かしらやってる感じなんですが、、、
9月5日から10日はリヨンで設置、オープニングなどあるので行ってきます。
帰ってきたらまたご報告できたらと思います。
展示の詳細についてはこちら
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by terae-art
| 2015-08-26 02:10
| ┣制作中